杏仁豆腐をつくろう 第6回

始めに

今まで、美味しい杏仁豆腐をつくるために、アーモンドエッセンスに始 まり、本物の杏仁を使ったものまで、いろいろ試 行錯誤してきました。最近は杏仁豆腐をつくるのも手慣れたものになっ てきましたが、ここのところちゃんと分量を量ってつくっていなかったりす るので、ちゃんと分量を量って、写真も撮ってまとめてみることにしました。

材料

そのほかあると便利なもの

作り方

picture00009 61234byte 寒天はあらかじめ適当な水で戻しておきます。適当に柔らかくなるまでつけておけば、問題ないと思うのですが、そこそこ長い時間つけておいた方が、後で溶かしやすくなります。
picture00010 76916byte
picture00012 58302byte
杏仁50gと水200ccをミキサーにいれ、かき混ぜます。10秒もすると杏仁が粉々になり、水が真っ白になります。ミキシングしたものを、ガーゼを使ってこしながらボールに移しかえます。その後、濾しカスをミキサーに戻して、今度は牛乳200ccを入れて、もう一度ミキシングします。これも、ガーゼを使ってボールにいれます。本当は、水と牛乳を同時にやってもいいと思うのですが、わが家のミキサーには同時に入りません。そのため別々にやっているだけです。
この時注意してほしいのは、長時間ミキシングすると濾しカスが非常に細かくなるため、ガーゼを通り抜けてしまうことがあります。濾しカスが入ってしまうと、杏仁風味は増すのですが、非常に口当たりが悪くなります。これは一晩寝かせることで多少紛らわすことができるのですが、できるだけ濾しカスが入らないように注意してください。
この濾した水と牛乳の混ぜ物の中に、更に牛乳200cc、生クリーム200ccを入れて、軽く混ぜておきます。
picture00013 102650byte
picture00016 104572byte
鍋に水300ccを入れ、水で戻した寒天を良く絞って、ちぎって入れます。その後、本当に弱火で、かつ、常にかき混ぜながら軽く沸騰させます。寒天は非常に焦げやすいので注意してください。沸騰して、寒天が溶けたら、まず砂糖50gを鍋に入れ、溶かします。
その後、先ほどつくった杏仁を溶かしたものをゆっくり入れていきます。水の量に対して、杏仁を溶かした牛乳の方が分量が多く、温度も低いため、急激に入れると寒天が固まってしまいます。ゆっくり時間をかけて入れるのがコツです。それでも結構な量の寒天が固まってしまいます。
picture00018 68614byte すべていれ終わったら、ふるい等で固まってしまった寒天を取り除きます。
picture00022 50710byte picture00028 40500byte 後は、型にいれてあら熱をとったあと、冷蔵庫で冷やします。

シロップの作り方

picture00023 45062byte 小さい鍋に、氷砂糖60gと水250ccを入れゆっくりと沸騰させます。そんなに沸騰させなくても、氷砂糖は溶けるのでゆっくりやりましょう。私はあまり甘すぎないのが好きなのでこの量ですが、甘いシロップが好きな人は、もう少し氷砂糖を多くしても良いかもしれません。
氷砂糖が溶けたら、あら熱をとり冷蔵庫で冷やします。

完成

picture00029 50902byte 冷えて固まったら、器に適量の杏仁豆腐をのせて、フルーツを添え、シロップをかければ完成です。

評価

今回の杏仁豆腐はとにかく柔らかく、口のなかにいれると溶けてしまいます。このくらいの固さに仕上がると最高です。杏仁風味もいい感じで効いていますし、非常に美味しいです。今回はシロップがあまり甘くないので、甘いものが苦手な人も結構いけるんじゃないでしょうか。

ちょっと失敗したのは、冷やしているときに、牛乳部分と水(?)が分離してしまっていたことです。あまり味には関係ないとは思います(そう信じたい)が、分離したのが今回はじめてなので、気になると言えば気になります。今後分離しないように気をつけないといけませんね。

美味しく食べるコツ

アーモンドエッセンスを使ったときはダメですが、本物の杏仁を使った杏仁豆腐は、一晩寝かせるとかなり味が良くなるというか、まとまった味になります。もしつくったら一度一晩寝かせてみてください。

[ Topページへ | 杏仁豆腐のページへ ]

Yukinori Maeda
$Date: 2000/05/06 09:21:31 $